LATI/LONG -> MIC-E Converter
2007-12-01


の Save 内に、スペルミスがありましたので、更新しました。
バージョンは、Ver 1.1 のままです。こちらをご利用下さい。
[URL]

《概要》
GO-32 経由で相手局にメッセージを送信する場合、一般的に
TNC の UNPROTO コマンドの設定で、「un CQ via 4XTECH」
として行います。これは地上パケット通信と同様な方法です。

最近、GO-32 で流行っているのが、「APRS」という概念です。
UI-View32 ソフト等を使って、所定のメッセージを送信する
と受信側で、UI-View32 のメイン画面の日本地図等に相手局
の位置がシンボルマークで表示されるのです。

「un APRS via 4XTECH」と TNC を設定して、自局の場合、

 =3523.05N/13936.61E- YOKOHAMA JAPAN {UIV32N}

というメッセージを送信します。 YOKOHAMA〜 以降の部分は
実際は任意の文字列です。大事なのは、前半の緯度・経度の
部分です。UI-View32 と APRS システムが自動的に位置情報
を認識して、地図上にシンボルを表示すると同時に、世界中
の APRS 関係のサーバーに、位置の他、あらゆる情報が記録
されます。

このメッセージ部分はご覧のとおり、バイト数が多いですね。
シビアな宇宙空間では、もっと短いバイト数で位置情報等を
送信したいというのは、自然な発想です。

そこで登場したのが 「MIC-E」という圧縮フォーマットです。
ここまでくると、非常にマニアックな内容なので、一般には
先に述べた通常の APRS 通信方法を試みられることをお奨め
します。

さて、この MIC-E コンバータを使うと、この緯度・経度・
速度・方向等の情報が自動的に暗号化されて、圧縮した形で
諸データが算出されます。その算出データを使用します。

その具体的な活用の仕方ですが、自局の場合、まず、

 un 3URSP5 via 4XTECH

と TNC を設定します。 この「3URSP5」の部分に、特に緯度
の情報が暗号化されています。そして送信するメッセージは、

 `C@Y\\\-/MIC-E, Yokohama Japan

です。前半の C@Y\\\ が重要です。

C@Y の部分に経度の情報が暗号化されています。
\\\ の部分は、速度・方向が暗号化されています。

この、「3URSP5」と「`C@Y\\\-/」 の部分を出力させるのが、
「LATI/LONG -> MIC-E Converter」です。この二つの部分は
当然ながら、各局で異なります。

繰り返しますが、TNC において、

 un 3URSP5 via 4XTECH

と設定しておいて、

 `C@Y\\\-/MIC-E, Yokohama Japan

を送信するわけです。 「MIC-E, Yokohama Japan」の部分は
実際は任意の文字列です。

これが、APRS 規定のフォーマットになっています。 この他
にも別のフォーマットがありますが、MIC-E が最も圧縮率が
高いということです。

なお「\\\」は今、便宜上 置換をしていますので、送信する
際は、出力ファイルのとおりバイナリのまま送出して下さい。

GO-32 の MIC-E アップリンク周波数は、145.930 MHz です。
(通常の APRS アップリンク周波数は、145.850 MHz)

いずれにしても非常にマニアックな手法なので、最初はこの
MIC-E にこだわらずに、先に述べた通常の方法で通信を行う
ことをお奨めします。
                    Tnx. JH4XSY/1

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